ギフティッド その誤診と重複診断

家にいる時間が長いので、今まで溜まっていた本が読めます。
今日開いたのは「ギフティッド その誤診と重複診断  心理・医療・教育の現場から J.T.ウェブ、E.R.アメンド他著 角谷詩織・榊原洋一監訳 北大路書房」です。

タイトルから「読まねば」と購入しましたが、5200円と割とお高い本でした。届いてびっくり350ページ越えの分厚さです。

アメリカでもギフテッドの子たちや大人たちは、「その能力が平均的な能力からあまりにもかけ離れているために、幼少期から偏見や無理解の対象になりやすいだけではなく、発達障害や様々な精神疾患と「誤診」されることが多いと言うショッキングな事実があるのです。(監訳者まえがきより)」アメリカでも、そうなのか、と心が痛みます。

最近日本でも、少し他の子と違うところの強い子にはwiscなどの心理検査を進められることが増えました。
調べて見れば、いろいろなことがわかります。
結果を見た保護者の意見の中で、「うちの子はIQがとても高い、と言われたんですが、それでどうしたらいいんでしょうか」と言う声が増えています。

日本の一般の教育でもIQが高くて見通せてしまう子達に、先生たちは「あなたはできるのだから、他の子ができるまで待ちなさい」「答えを早く出さないで」「今はここまでしか学ばなくていいの」などの厳しい言葉を投げかけます。
知的好奇心が満たされる場でないとしたら、学校に通う意味は半減します。

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