読み書き困難の度合いを客観的に知るために

東大先端研の中邑賢龍先生率いるatacLabさん作成のURAWSS II (Understanding Reading and Writing Skills of Schoolchildren 小中学生の読み書きの理解)およびURAWSS-English(Understanding Reading and Writing Skills of Schoolchildren – English Vocabulary 中学生の英単語の読み書きの理解)を導入しました。

なかなか理解してもらえないのは「手で書くことの困難」の方だなと、何人ものクライアントさんたちの訴えから感じています。
この検査は手書きでの困難さを測ると同時に、パソコン、タブレットなどの代替手段でも実施して比較できます。
パソコン、タブレット、スマホのおかげで、手書きでなければ書くことも可能なのにとわかっている子どもたち。
学校側がどうしても手書きにこだわる日本の小中学校教育に対し、きちんと標準化された検査結果を提示して、支援の介入方法に手書き以外の方法をプッシュする優れた証拠になってくれるはずです。

読む力に関しては、「読む」が無理でも「聞く」なら理解できるかどうかの精査が可能です。

英語は日本の英語教育で重点が置かれる単語学習に焦点を当て、英語から日本語変換は「意味がわかっているのかいないのか」、日本語から英語変換では「単語が浮かばないのか綴りだけがわからないのか」を、中学1年から3年まで調べて困難の形を探ることが可能です。

みみいくセンターでは
URAWSSII または URAWSS-ENGLISH と感覚や自尊心の質問紙の検査を
 実施(約1時間) 
 所見作成(2週間ほどかかります)
 1万円で実施可能です。