LiD/APD? 聴覚検査では異常がないのに聞き取りが弱い

APD : 聴覚情報処理障害、という言葉が出てきてもう10年以上になりますが、いまひとつ広まりにくかったのは翻訳言葉が固かった結果、どんなことなのかイメージしづらかったからなのかもしれません。
新しくLiD : 聞き取り困難症、という言葉が出てきて、12月3日の朝日新聞デジタル版で「こどもの1%が「聞き取り困難症」発達障害との関連も、大規模調査」という記事が上がりました。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15808237.html?iref=pc_ss_date_article
多分この名前で広まっていくことと思います。
聴覚情報処理障害研究の第一人者国際医療福祉大学の小渕千絵先生が両方を一まとめにして研究なさっているので、どちらも同じ状態「聞き取りが困難」であることを表していると考えて良いでしょう。

赤ちゃんの時に聞き取りが困難だと、言語の獲得が遅れ、理解、認知、コミュニケーションの発達に関わります。
小・中学生でこれがあると、集団生活の困難、集団授業での困難が大きく現れてくると思います。
大人の方ですと、仕事場面での差し障りがとても大きいものになることでしょう。

どの場合であっても、話されている聞き取りにくい音声を聞き取ろうと頑張る日々は、とてもくたびれる日々だということは間違いありません。本人のせいではないのに怒られることも多いと思います。
毎日お疲れ様です。

トマティスメソッドは、聞こえる音への集中と処理を、その方の状態と進むスピードに合わせて無理なくトレーニングで上げていきます。
気になる方はご連絡ください。現在機材に空きがあるのですぐにトレーニングを開始できます。