この世界はたくさんの周波数の音の波でできています
たくさんの波の中から一つの連続した音を拾い出すことはパターン認識です
一つのパターン認識の始まりは胎児期にすでにスタートしています
一番たくさん聞くのは胎児が一番近くにいる人、母の音です
胎内では母の心拍音、母の呼吸に伴う様々な音、母の声が聞こえます
母の声には母の言語でよく使われる周波数帯が多く含まれます
母の声のテンポとリズム、スピード感、イントネーションが感知されパターンとして刻まれます
これも言語によって大きく違います
この辺りが生まれたての赤ちゃんが母の言語と母以外の言語の区別がつく理由です=パターンとして慣れていること
生まれたての赤ちゃんが母の言語とそれ以外の区別がつく、母の声と他の女の人の声の区別がつく、この理由はパターンの分析と認識なのです

耳は聞こえていてもパターン認識が弱かったりできなかったりしたまま生まれてくる子もいます
物音への反応はいいのに呼びかけに反応が薄い
そんな子は母の声のパターン認識が胎内であまり行われないままに生まれてきたというのが仮説です
母の声だけではなく、人の声そのもののパターン認識が、何かの理由で阻害されている状態とトマティスでは考えます
人の声の認識が薄いようなタイプのお子さんには、まず「音のパターン認識」を組み込んであげる必要があります
この音のパターン認識に、トマティスでは音楽と人の声を使います
コミュニケーションと言語の問題と考えたとき、トレーニングは全て人の声で行うことが良いように感じられますが、
それ以前の周波数帯、テンポとリズム、スピード感、イントネーションのパターン認知から不足しているため
人の声よりもそれらを感知し聞き続けることが簡単な音楽が使われるのです

神経系の話もしましょう
気分が上がる下がる、これは神経系の働きです
何もない状態の時、神経系は「新しい副交感神経系」が主に働いている状態です
気分は穏やか、人と関わりたい気持ち、安心感、そんな感覚を感じています
大好きな人に優しく名前を呼ばれる、嬉しくて微笑む、それを見て大好きな人も微笑む
社会性の働いている穏やかな状態です
大きな物音にびっくりする
これは「交感神経系」が一気に働いて心身を活性化させます
緊急事態!! 逃げる? 戦う?
浮き足立ちながらも大急ぎで周囲をサーチし、原因を追求し、
例えばドアが風でしまって大きな音を立てただけだった、と分かれば
緊急事態は解かれて
交感神経系がゆっくりと解除され
もとの穏やかな気分に戻っていきます

母の穏やかな気持ち、社会性、安心感が、子どものそれらの元となる「新しい神経系」を誘発すること
穏やかな安心感を持てる人の声が子どもの安心感に大きな役割をしていると、想像できるでしょう
胎内で聞いていた声、そのパターン
人の声をうまく聞けないことは、「新しい神経系」を育て、安心感を手に入れることを、大きく阻害してしまうのです

トマティス®︎の聴覚トレーニングは、人が人として生きていく基盤を作ります