テレワーク、一人暮らし、呼吸しましょう アクティビティ付き

COVID-19の影響で東京ではテレワークがどんどん始まって行った3月4月、プラスのこととマイナスのことがあると聴こえて来ました。

ブラスのことは当然、(1)通勤がなくなってストレスが減った、時間に余裕ができた、(2)通勤によるCOVID-19感染の不安が減った、などがあげられています。

マイナスのこととして、1日誰とも話さなかった、外に出ないから風景が変わらなくて息が詰まってくる、ゲームをついやってしまう時間が増えている人たちもいます。体を動かさないから食欲がわかない、COVID-19の不安で食べ過ぎている、体を動かさないから眠くならない、なども聴こえて来ます。

ところで、食欲不振と睡眠の乱れは、鬱の初期症状でもあります。
一人で家にじっとしていることで、新しい刺激不足から悪夢が増えるという研究もありました。ナショナルジオグラフィックスが記事にまとめてくれていますので、ここで読めます。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/041700243/

声を出すことは、一人で簡単にできる聴覚から脳へのとても良い刺激ですので、トマティスのトレーニングは発声も組み込まれています。
なんとなくスッキリしなくなって来たなあ、一人でこもってると気持ちが動かなくなってくるなあ、とお感じの皆さん、小声でいいので声を出しましょう。鼻歌でもいいです。音楽を何か流して一緒に歌ったり。

不安が高くなっている方は、呼吸が浅くなっていることに気がつきましょう。特に体をほぼ動かさず1日パソコンに向かっていると、身体は省エネモードに入り、呼吸も小さく浅くなりがちです。

まずこれを読みながらでいいので、胸の中央に両手を重ねて当てて、大きく息を吐きましょう。肩やお腹や背中まで一緒に動く感じがありますか? 腕の重みが感じられますか?
息を吐いても何も変わらない、と思った方は要注意。
何回か、息を吐いてください。吸う息の方は、あまり意識しないでOKです。大きく吸おうとするのではなく、吐ききったら息が入ってくる、この分量で繰り返します。
手に心臓の鼓動が感じられたら、数えてみましょう。意識すると大きく感じられると思います。見つからない人、手の場所は中央より少し左くらいに。左胸、と思い過ぎて左脇に近い方を探す方が結構いるのですが、ほぼ中央です。
心拍数は呼吸でコントロールできます。
わざとハアハア速い呼吸にしてみましょう。心拍も早くなります。
それから何回か、ゆっくりと長く吐いてみましょう。心拍はゆっくりになります。
不思議なもので気持ちも一緒に落ち着きます。

自分の身体とこんな風に2,3分遊ぶだけで、気分転換と落ち着きが手に入りますよ。