みみいくには「聴こえすぎてしまっている」人々と、「聴こえにくいのではと思われている」人々がやってきます。

聴こえすぎている人たち子どもたちに話を聴くと、いろいろなものが聴こえて大変なことが解ります。

「蛍光灯がウルサい」「隣のクラスの授業がハッキリ聴こえる」「学校の入り口のネズミよけの機械、ウルサい」「耳が後ろについているみたいに背中側でヒソヒソ話されるとウルサい、全部ハッキリ聴こえちゃってるし」「トイレ、他の子がいる時は聴こえちゃうから入りたくない」「教室対角線に座ってる子のシャーペンカチカチ言うのがウルサい」

皆さん、お疲れ様です。耳を緩める時間をちゃんと取ってくださいね。

耳を緩めるには色々ありますが、耳たぶを引っ張る、耳介(耳の外側)を揉む、と言うのも良く効きまず。耳周辺もツボがいっぱいありますからね。耳のまわりをあちこち揉むのも良いでしょう。パソコン、スマホ、パッドのために私達の目も緊張しています。こめかみの辺りを優しくグルグル回すのも効き目あります。

聴こえにくいのではと来る方々、子どもたち。授業中ぼーっとして、話を聴いていないんです、と言う保護者の訴え、良くお聴きします。ぼーっとして話を聴いていないように見える子、その最中は一体何をしているのでしょうか。

大好きな物のことを考え続けて今授業中だと忘れるタイプの子たち。集中力あり過ぎ君たちですね、研究職にたくさんいるタイプかと思います。好きなことをどんどん好きに研究して楽しく過ごしましょう。そしてたまには授業に付き合ってあげてください。
宇宙とかファンタジーとかお花畑とか他所の世界とつながっているタイプの子たち。コトバで考えているならアウトプットしてもらってみましょう、ひょっとして小説家になるなどの道が開けるかもしれません。ビジュアルと音で考えている子もアウトプットしてもらってみましょう。アーティストの道が開けるかもしれません。
情報処理が追いつかなくて、聴こえたもの、見えたものの処理に時間がかかる子たちも聴いていないように見えます。これは中の物の処理で手一杯ですので、しばらく待ってあげたいところです。
私は授業で退屈した時は、数を数えていました。1+1=2, 2+2=4, 4+4=8…..と延々と倍々の暗算。先生からはぼーっとして見えていただろうなあと思います。

そんな子たちにどうやって耳を傾けさせられるのか。
簡単です。興味のあることを持って来れば良いのです。それも「思いもよらないもの」がついて来れば、脳はすぐにそっちを向きます。
ぼーっとしている自分に立ちはだかる母または先生、気付いた時にはご本人「あっ、怒られるかも」と身構えます。怒鳴ったり大声出したりと言うパターンが普段あるなら、それに合わせた身構え方です。なので、いつも通りのパターンで怒ると効果はとても低いと思います。
肩すかし、と言うのも悪くないですね。「どうしてやってないの!!」と言う代わりに「それ、やっといてね」とさらりと言われる。よっぽど心に響きます。
お茶など用意して「まず一休みして、それからやろうね」と言うおもてなしも、ちょっとキョトンとして楽しいです。見たことない変わったお菓子などあれば更に良いですね。

ウチの子たちはそんなんじゃ効果ないです!! と言うご家庭もおありのことでしょう。ママたちお疲れ様です。でも、今の方法も効果ないんですよね。どっちを変えるのが楽かと言えば、自分を変える方がずっと楽です。子育てに対してあなたが頑張りすぎてないか、あなたのゴールを高く設定しすぎてないか、ちょっと確認してみませんか? ニコニコ過ごすと言うのは親であるあなたにも、子どもたちにも素晴らしいことです。
そして、悩んだりツラかったりストレスで苦しいとき、聴覚もパランスを崩していることが多いんです。ご自身の耳も揉んだりひっぱったりして、ぜひ大切にしてあげてくださいね。12月はどうしても忙しくなってしまいますから。