ゴールデンウィークではなく「STAY HOME WEEK」。
2020年は今までのどの年とも違う、全てが私たちにとって新しい毎日ですね、お元気ですか?
スペインのニュースを見ていました。猛威を振るわれていたスペインの行動制限は日本よりはるかに厳しく、どうやらピークを過ぎたと外出制限が緩和されたので今日42日ぶりに子供達が外に出ることを許されたとニュースは伝えていました。
一ヶ月以上、完全に外出が制限されていた子供達。
日本は、まだ自由なのだなと改めて思いました。
けれど日本は一人一人の自主性よりも集団性が重んじられる国です。
子供が外で楽しそうに遊んでいる、と通報が入ったり、子供達が集まってしまうからと公園の遊具に「使用禁止」のロープが張られたりしています。
今、外で子供が何人か集まっているのを目にしたら、あなたはどんな気持ちになりますか?
彼らが物理的な距離を一応保ちながらも楽しそうに笑っていたら、どんな感情が湧きますか?
私たちは厳しい行動制限こそされていませんが、それよりはるかに強い感情的な制限を勝手にかけてしまっているかもしれません。
笑いは、人の心に必要なものです。
誰かが楽しそうに笑っていることに怒りを感じるとしたら、あなたの心が楽しさや笑いまで犠牲にして日々を生きているかもしれません。そして「自分はこんなに我慢しているのに」と、我慢もせずに楽しそうな人々を憎むのかもしれません。
全校一斉休業を求められた2/26からまる二ヶ月。
その間、私たちの生活は次々新たな脅威にさらされ、日々苦しい思いをして生きていた方も多いと思います。
私は、新しいフェイズに入るべきだと思います。
それは物理的な行動の自粛緩和ではなく、楽しい心と笑いの精神的な自粛緩和です。
みんな今までとは違う不便の中で頑張ってます。
日々を生きている自分を褒めてあげてください。
今までとは違う不便が実は快適な人もいることでしょう。
大発見です、自分と喜び合ってください。
できないことより、できたことを数えて見ましょう。
立派なものです。
笑ってください、今日1日を生き抜いたことを喜びましょう。
そして、街の中でも声出していきましょう。
人と接触しないことで、自分の感情が死なないように。
小さい接触(コンビニでガムを買うとか)にも、笑顔(マスクで見えないとしても)とサンキューの小さい挨拶を。
生きることは、命があることにプラスして、自身の気持ちを持っていることだと私は考えます。
生き抜くのに必死である時期には、命を守るだけで手一杯です。
けれど、ずっとそれだけでは、やはり苦しくなってしまうのが人間だと思います。
社畜という言葉。
学校ヒエラルキーという言葉。
この春はずっと気になっていたこれらの言葉をじっくり考える時間になりました。「学習性無力感」という言葉と一緒に。
COVID-19からの国としての回復期には、今まで以上に人と人との関わりが大切になると思います。
無事だったね、よかったね、と心の底から喜び合えるように、手を洗い、対人物理時距離を取り、楽しい気持ちも呼び覚まして、今を生き抜きましょうね。
みみいくセンターは麻布、吉祥寺共に現在直接対面カウンセリングをおやすみしています。東京都の状態に従って行動します。
自粛解除になりましたらまたここでお知らせしますね。
メールは常にチェックしていますし、ご相談も受け付けます。お気軽にどうぞ。
聴覚トレーニングはご自宅で可能ですので、スタートなさりたい方はご連絡ください。
トレーニングを受け終わった方で、久しぶりに聴きたい、とのことでしたら、メールをください。
どうぞみなさんお元気で。