写真は日本版青年・成人感覚プロファイル。感覚の問題の強さ弱さ、敏感さ鈍さなどを日本人の標準と比べてどうなのか調べることができます。

トマティス聴覚トレーニングと心理カウンセリングのお仕事は、自分の不具合や他の人と違うところを「なぜ?」と思って追求してたら辿り着いた、そんな場所でもあります。

子供の頃の私自身は高IQの学校不適応児で、感覚過敏から過剰な疲労と不安感が強く、週一程度は学校を仮病で休んで、一人静かな家の中で父の本棚から選んだ本を読むことが最高のリラックスタイムでした。

感覚過敏は体質です。感覚的な刺激が気になる、気になり始めるとずっと気になる、今その刺激がなくてもまたそんなことが起きないかと気にする、こんなふうに言葉にすると「こだわり」でもあることがわかると思います。ですので現在のDSM-V(アメリカ精神医学会発行精神的疾患の分類と診断ツール。ICD-10((世界保健機構発行の医療分類リスト))と並んで心の問題の世界的診断基準)ではASD=自閉症スペクトラムの症状の一つとして感覚過敏が書き加えられました。

私の小さい頃は「感覚過敏」なんて言葉も一般的ではなく、神経質、とか、気にしい、とか、言われていました。私も母や姉から何度「そんなに気にしないの」と言われたことか。気になっちゃってるところを「気にしない」と言われて気にならなくなれば楽ですよねえ、私の「気になる」はそんな簡単なことではなかったので、まあ苦労しました。

感覚とは、聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚の五感(これに固有受容感覚や前庭感覚など動きと体に関する感覚を追加することもあります)。
私は聴覚と触覚が敏感で、調子が悪い時は「過敏」と感じるレベルまで感覚のことが気になります。
聴覚で言えば「大きい音のする場所は苦手」「1日の中で静かな時間がないとしんどい」「人混みに長時間いるのはしんどい(コロナ中MAXまで上がりました)」「人と話すのは好きだけれど、人の話し声のない時間が必要」「静かな場所に行くとそれだけで落ち着く」「森、公園、山、海など自然の中に行くととても落ち着いて身体中の力が抜ける感じがする」こんな感じです。
私の触覚過敏は汗が苦手です。「肌触りの悪い服、汗を吸わない素材は選ばない」「一度汗を吸った服は着たくない(なので旅行は着替えが多くて大変)」「汗がベタベタするのがとても苦手」「常に汗をかいたら流してさっぱりしたい」ということで、子供時代はもう「感覚の問題(主に不快感)からの夏バテ」を起こしていました。

今は自分のそれら体質を熟知していますので、「耳休め」の時間を取ったり、「天然素材」の服しか買わなくなったり、対処できるわけですが、子供の頃は理由もわからぬしんどさでヘトヘトでした。

これを読んで「なんでこんなに元気が出ないかな」とご自身やお子さんや家族のことで悩んでいる方がいらしたら、一度感覚の問題も洗い出してみてもいいかもしれません。日本版青年・成人感覚プロファイルでの検査をご希望でしたらどうぞメールでお知らせください。