聴覚過敏ケア Tちゃんの場合

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Tちゃんは、小学一年でセンターに来ました。ママは「小さいときから神経質で、なかなか寝ない子でした。大きい音は本当に嫌いで、ディズニーランドも楽しいとは思わず「もう帰る」と一時間くらいで言い出しました。花火大会なんてとんでもない感じ。遠くの音も良く聴いていて、「あ、消防車」と言われてから私がサイレンの音に気づく感じです。恐がりで、公園に行っても私からホント離れないタイプでした。幼稚園は幸い優しい先生に恵まれましたが、同じクラスのお友達とはあまり遊ばず、先生とばかり話している感じでした。小学校に入って落ち着くかなと思ったんですが、クラスの中はかなりうるさいみたいで、学校から帰って来るとぐったりしています。こちらのホームページを見て、もしかして聴覚が過敏かも、と気がつきました。テレビの音も1人で見る時すごく小さくして見ているので」と様子を話して下さいました。
Tちゃん本人は、恥ずかしそうですがニコニコして健康そうな女の子です。
「学校は好き?」と訊いてみると、「べんきょうはたのしいけど、だんしがうるさい」とのこと。ふむふむと思います。
初日は音楽を聴きながらパズルなどして耳のリラックスをしてもらいました。
終ってからの感想は「みみがスッキリした感じ」との事でした。帰ってからママのメールで「帰り道の道路で「ママ、くるまのおとがいつもよりうるさくないよ」とビックリしていたので、私もビックリしました」とお知らせ頂き、トレーニングの効果がすぐ出そうだと感じました。
その後親子でトレーニングを受けられました。Tちゃんの聴覚をチェックしたら、機械の出せる一番小さい音でも楽々聴こえていました。ボリュームに対する感度がとても高い耳です。「これじゃあ、学校もテレビもうるさいねえ。大変だったね」と伝えるとTちゃんはニッコリしました。ママも聴覚チェックをしてみると、あちこちバランスが悪くなっていました。子育て、特に気になるお子さんを抱えての子育ては、自分のことなんて完全にあとまわしになりますので、不調に気づくのが遅れます。グラフをお見せし、この辺がバランスを崩しているので、整えると気持ちもスッキリしますよ、とお伝えし親子トレーニングを受けて頂きました。
機械を貸し出しママと二人でおウチでトレーニングし、センターに来て頂く毎にTちゃんの聴覚過敏はするすると外れていき、あっという間にトレーニング終了。ママも「久しぶりに自分のことをちゃんとケアする時間がされて、リラックスできました。私の発声がTに影響すると言うのはあまり考えたことが無かったので、声には自信があったので最初は「えーっ」と思いましたが、ゆっくり良い声で話すと心がけるとTもすごく落ち着いて聴いてくれて、それがとても嬉しかったです」とのご感想。
2人で本の音読をいつまでもたっぷりなさって下さいね、とお伝えし、笑顔で送り出しました。2009年