2020年もみみいくトマティス聴覚トレーニングとの関わり、どうもありがとうございました。少し今年を振り返って見ます。

コロナの始まった2月。
思い出したのは9年前の3月、東日本大震災の時のことでした。
あの時は私もまだ小学生の子供を抱えていたので、子供の安全、自分の安全、クライアントの皆さんの安全、と、多くの安全を考え続けました。
クライアントの皆さんお一人お一人と電話でお話しし、「ご無事で何よりです。とりあえず今手元にある機材はそのままにしておいてください、皆さんの安全を第一に考えてください。落ち着いたら連絡を取り合いましょう」と話していた緊迫の日々。気づいたら3キロ以上体重が減っていましたっけ。

コロナ下でzoomその他オンライン面接システムの使用が一般になり、近距離の方も遠方の方も顔を見てお話できるようになったことは、とても嬉しいことでした。

みみいくのトマティストレーニングはご自宅に持ち帰って実施していただくものなので、新規コロナ患者数の多い期間に聴覚チェックに来られないと言うこと以外、それほど大きな影響はなく、皆さんにいつも通りのトレーニングの提供ができたことも、よかったなと思っています。対面稼働日数としては少なくなりましたが、メールでのご連絡を今までの倍以上に密にして、実質稼働時間は去年より長くなった年でした。

新しい吉祥寺センターも、麻布センターもこの秋に入り口改修工事がありました。騒がしさでご迷惑をおかけしてしまったクライアントの方には大変申し訳なかったです。工事のおかげでどちらも気持ち良い建物入口になりました。

ギフティッドの子供達の問い合わせが増えました。
学校の授業が退屈な場合の新しい選択肢をどんどん増やさなくてはと痛感しています。多くの人が同時に考えていることです。

APDの本が新しく出るたびに、APD関連のお問い合わせも増えています。聴覚過敏や聴覚情報の処理の困難からヘトヘトになっている大人の問い合わせも多い年でした。HSPハイリーセンシティブの方々もお問い合わせが増えました。心理的なケアの提供もきちんとした理論をもとにできるようになったことに、自分として嬉しく思います。

皆様にメリークリスマス。
少し肩の力を抜いて、クリスマスソングなどかけて、良いイブをお過ごしください。

みみいくトマティス聴覚トレーニング
代表 二村典子