息子が小学生の時にNPOトマティス®︎聴覚・心理・発声ケア協会でトマティス®︎プラクティショナーのお仕事を再開して来年で20年、独り立ちしてみみいくトマティス®︎聴覚トレーニングを始めてからでも今年で15年かな、まあ長い間色んな子供や人の聴覚のケアをしています。
この20年の間に、「ゆとり教育やってみたけど学力下がったね」とゆとり教育が終わり、国際化が大事だよと英語の授業が小学校に降りてきて、子供たちへの教育が「もっと頑張らせないと」という傾向になったなあとつくづく思います。小学生が宿題やらないのは親の責任って、そこまで言われなかったですよ私の頃。
都内だと小学生向けの塾が働く両親たちの子供の学童後の受け皿になったり、中学受験がどんどん加熱してものすごい金額払わされてたり、塾で勉強した子たちが授業つまらなくて妨害したり、今年は3学期になったら学校休ませて塾に来いと言い出した塾があるとバレて「流石にそれは・・・」と話題になったり。
ちょっとでも頭がいい子たちは、学習ヒエラルキーの中に突っ込まれ、自分と他人を比べること、他人より少しでも上に行こうとすること、そんなことを強制されて小さい時から生きるしかなくなってきた、という悲しい気持ちになります。自己肯定感が下がる子も、他人を大事にできなくなる子も多いです。
さて一方。
不登校は増えました。そんな環境と親たちへの子ども側の必死の防御だと思います。身体と心を削っての。
身体と心を削るので、エネルギーがなかなか溜まってきません。
ちょっと溜まっても、まずは楽しいことをプラスしないと子どもの心が保ちませんから、ゲームやYouTube、そして体力落ちてますからまたエネルギーが空になる。みてる人たちもしんどいですが、本人も(たとえ笑ってても)相当しんどいです。みんなお疲れ様。
都立高校がエンカレッジスクールとチャレンジスクールという名前で、不登校だったりちゃんと学べてなかったりした子たちのために学習システムを変えてきたのは、なかなか良いことでした。
入試に内申点は使用しない。メインのタイムゾーンを3部制(朝から、昼から、夕方から)にして起立性障害の子たちにも優しく。単位制にして専門学校みたいな授業も増やす。3年で絶対卒業ではなく、4年かけてもいいとする。学校によっては最初は1授業を30分からにして進度別にして中学の復習から丁寧に進める。先生たちもきちんと生徒の気持ちのケアなどできるようにする。
これ以前から通信制の高校が同じように中学の教育にうまく乗れなかった子達を掬い上げてくれていました。通学0日からでもOK、オンライン授業で学びを進めて学年末に試験とレポート、高校卒業まで面倒見ます、というところが多いですかね。
知的な問題がある子どもたち、と一括りにすることはとても危険ですが、身辺自立ができていて他害がなければ(酷くなければ)受け入れてくれる通学制の通信制高校も都内にはあります。先生たちがとても面倒見が良かったという声も直接聞きました。
そうやって色々な子が高校卒業していく。
次の受け皿として今までは大学、短大、専門学校というラインナップだったわけですが、2019年から「専門職大学」というものも増えました。4年間のうち1/3以上が実習。長期インターンで実際に仕事に入る。理論と実践のバランス良い学び。学士(専門職)が取れる。こんな感じです。
学校と職場で一緒に「長続きする求められる働く人」を作っていこうとしている感じは、悪くない。学生から大人へのある種の移行支援として考えていいのだと思います。
学校のチョイスが増えると選ぶことは大変ですが、逆に自分の条件にこだわっている子どもには「探せば見つかる可能性が高くなった」と言えるかも知れなくて、その辺教育界も頑張っているのだなあとつくづく思う2026でした。