今必要なのは不安のケア

小中高校がいきなり長期休暇に入り、外出をできるだけ控えるようにと言われる
世界中に感染が拡大しているニュースを毎日見続けている
WHOの発表が日に日に厳しくなってきている

この一週間で状況が随分変わってきたと感じます。
私は怖がりですので、一生懸命呼吸で緩めているのですが、どうにも体がこわばって仕方がないです。

私の無意識が何を思い出しているのかといえば、やはり9年前の東日本大震災のことだと思います。時期も近く、まだ空気はひんやりしていてもよく晴れた青空の日は、9年前の恐怖が思い出されて近寄ってきていることを感じます。

トラウマは、同じ状況、同じ場所、同じ日付などで不意に蘇ることがあります。パニックに近い思いを、私だけではなく多くの人が抱えているのでしょう。昨日のちょっとしたニュース(後からデマだとわかったそうですが)で、トイレットペーパーとティッシュペーパーが一斉に売り切れたことからもそう感じます。
9年前の東京、物流が途絶えたコンビニの棚が空になった時の恐怖、電池が売り切れてどこにもなかった時の恐怖。水道水に放射能が入っていると発表がありミネラルウォーターが売り切れました。計画停電した地域もありました。
そしてあの時も放射能の恐怖からマスクが手放せませんでした。

少し落ち着きましょう。

学校の一斉休業で、子供の世話をする人たちが働けなくなります。けれどそれはあの時のように全てが止まることに直結するわけではありません。
今の所飛沫感染と接触感染は確実ですが、外の空気にコロナウィルスが常にふわふわ漂っているわけでもないようです。
9年前のように、外に出る時は絶対にマスクをつけて、少しでも内部被曝を減らす必要はなさそうです。
広々とした空気のいい場所で散歩したり運動したりする分にはコロナウィルスを拾う可能性も撒き散らす可能性も低そうです。

子供たちは安全な形で外遊びを多くしてあげるのが、心身の不安からの解放になるでしょう。ゲーム機を持って外出すると小さい画面をみんなで覗き込んで濃厚接触になるので、それは避けた方が良さそうです。一人縄跳びとか、ランニングとか、自転車で走るとか、キャッチボール。昔なら缶蹴りとかやらせてあげたいところですが、今できない公園も増えてますから無理ですかねえ。
大人も散歩などいたしましょうよ。外は春です。花も咲いてます。気持ちも少し和らいで、呼吸が深くなります。

そしてあちこち触った後は手洗いとうがいを念入りに。
ニュースを見る時間は少し減らしてもいい時期に来たかもしれません。それよりも少し楽しいことを増やして、不安を心と体から減らしていきましょう。