春休みの様変わり

昔、春休みは短いけれど唯一宿題の出ない長期休暇でした。

最近の春休みは、子供たちに次年度の先取り学習などを宿題として出す学校があります。

これが分かったのは、私立中高、公立高校の教科書販売が2月末から3月あたりになった事。昔は4月の新学期になってから教科書販売があったのではなかったかと。

受験が終わってほっとした子が、新学期までにやらなくちゃいけない大量の課題を渡されて新生活にげんなりしてる様子を見ると、ちょっとどうにかならないものか、と思います。
偏差値上げたくて頑張ってる学校だと、新学期いきなり学力テストがあるそうで、在学中ずっと受験生扱い。よほど勉強に自信がない限り、自己評価下がりますよね。

そんなお子さんをお持ちの皆さん。
彼らを追い立てるのではなく、彼らを緩めてあげてくださいな。
テストの点も大切ですが、大人になる途中の彼らです。

生き物として身体を使うこと。
心をたくさん動かして心を広くする事強さを持つこと。
たくさんの芸術や自然に触れる中で豊かさを手に入れること。
点数とお金以外にたくさんの価値があること。

それらは彼らが大人になった時、本当につらいことに出会った時に、彼らを支えてくれます。
彼らが自分の心と身体を信じられるようになる要です。

東京、そろそろ桜が美しく咲いています。
何も用事のない日なら、親子で花見もいいですよ。
ぶらぶら歩いて桜を探す時間。
桜を写真に撮り、桜に見惚れる時間。

親も、仕事とやるべきことをしばし忘れて、花に心を開きませんか?