ギフテッドの子たち、ハイリーセンシティブの子たち、そして子どものことで悩んでいらっしゃるお母さんたち-2

以前このタイトルで書きましたら、いくつかお問い合わせを頂きました。

大変興味深い、と言うのが、頂いた全てのお問い合わせに共通していたことでした。そういう場がどうしても見つかっていないのだ、と。

ギフテッドの子たち  飛び級も、吹きこぼれている子たちへの特別支援もない国で、どうすればご機嫌な大人に育ててあげられるか、これは本当は公教育が考えて実施して行くべきことです。
彼らはかなり小さいうちから大人ですので、どーんと揺らがないメンターのような人と出会う必要があります。それも転勤や配属替えで関係が切れてしまわないような人と。

ハイリーセンシティブの子たち  集団性からはみ出ると評価が下がる、そこにどんな理由があっても考慮してもらえない、なんとなくこういう空気が日本国内にはあり、ここ10年でじわじわと強まっている感触があります。
音のことで、五感のことで、他者の感情のことで、かき乱されるなんて想像もできない人たちが指導要綱を作って実施していますので、本人に「変なんじゃない、敏感なだけだ」「他の人よりたくさん緩めることが必要なのだ」と教えていくことが大事だなと感じます。

そして母たち  まず母たちが子どもと同じ傾向を持っている場合。これはお互い苦しいけれど幸せです。お互いを理解してあげられるからです。どうすればこの苦しさから抜けられるのか、頼もしいバディに育ってくれることもあります。
母たちとタイプの違う子の場合。こちらの方が苦しいですね、お互い理解できない。力関係で勝ち負けの問題になってしまっている場合もあると思います。けれど私達は人間なので、やはり理解しあいたいと思い、努力を続けることができます。まずは理解。話はそこからです。学びましょう。

2018年が見えて来ました。スケジュールももうすぐ出ます。お待ち下さい。