UDデジタル教科書体の読みやすさ

https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12114-309136/?fbclid=IwAR2trVPzeDsP754BOqzV87iO1aG0pJDIEEgkyRQwFuxgkfY5rlcNoXk3TKQ

ニフティでニュースになっておりました。
UDはユニバーサルデザインの略でしょう。

活字は読みやすい方向と美しい方向に常に進化し続けているものです。
活版印刷の頃は活字を一つ一つ並べて原稿を作り、紙にプリントされた時に潰れず読みやすく、と多くの人の手で作られていました。
多くの子供たちがロールプレイゲームなどでデジタル表示された文字を読むようになった頃と、パソコンが家に入って来た頃がシンクロしているかと思いますが、この時期に「活字はゴシックで横書き」が画面上では定番化して行ったのだと思います。

教科書体は筆文字のような繊細さと美しさに溢れた良い活字なのですが、太い部分細い部分など文字そのもの以外の情報が多く、それを読み込んでしまう子供たちにとっては「読めない」ものになってしまっていたようです。
ユニバーサルデザインの活字は、高齢者の増える日本で「文字表示をより見やすく」という方向で育って来ました。
これが読字障害の子供たちをも救ってくれる。素晴らしいことだと思います。

作ってくれた株式会社モリサワさんのホームページはこちら。

https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/

今後、学校の先生たちや、社会のあちこちで、この活字を使うようになってくれるといいなと思います。

読むことが苦手なお子さんをお持ちの保護者の方、アマゾンのキンドルなどデジタル書籍だと活字も変えられますし大きさも変えられます。本屋さんなどで試して見てはいかがでしょうか。