NHKがやってくれた!! とネット上で話題になっている「発達障害者の抱える感覚過敏」の問題。トマティスメソッドでは世界的に50年以上前から子どもと大人の聴覚過敏を扱って来ています。
そうなんです、一人だけみんなよりボリュームが10くらい大きく聞いている子もいるんです。
自分の声は予測がつくから耳は音量調節できるけど他の子の声は予測できなくてとんでもない音量で聞いている子もいるんです。
特定の音だけボリュームが大きくなってて、その音がする度に殴られてるみたいに感じている子がいるんです。
体から聴く音(骨導音)が大きくなってしまって、常にビリビリと体に響く音でイライラしている子もいるんです。
こういう過剰な入力が、コミュニケーションを阻害し、落ち着きを阻害し、学業を阻害することもとても多く、本人は落ち込みますよね「どうしてできないのかな」って。そうでなければそもそも「音はいつもウルサいから」と諦めてしまう。聴覚は見比べられないから、自分と他の人がまさかそんなに違う世界を聞いているとは思いません。
トマティスのトレーニングは聴覚過敏をよくケアしてきています。聴覚過敏ケアは、聴覚をその子の当たり前の状態に戻すことです。
元々耳の良い子はたくさんいます。超音波とされている音が楽々聴こえる子もいますし、超低周波の感度のいい子もいます。ボリュームの感度が良くて聴覚チェック機で出せる最小の音でも「うるさい」と言う子もいます。「コンセントから音がする」と言って親に不安を与える子もいます。世界は平均的な聴覚に合わせてあるので、本当にうるさいんです。
でも聴覚過敏の状態は少し違います。聴き方の誤学習がそこに存在するからです(これについてば次に書きます)。
聴覚過敏をケアすると、まずその子が落ち着いて、ホッとします。それからおずおずと今まで拒否していた世界に向って耳を傾け始めます。そして当たり前に世界を聴くようになります。
お困りのお子さんをお持ちの親御さん、お困りの大人の方。どうぞ体験にいらして下さい。遠方の方も貸出用の機械があるのでトレーニングは可能です。
どうぞメールで御連絡を。