11月4日から7日まで、5年ぶりのトマティス国際コンベンションがローマで開催されました。
APD(聴覚情報処理障害)についての発表が多いと言うことなので、参加を決めたのは3月。コロナと、ロシアウクライナ紛争、さらに夏が過ぎるとイスラエルパレスチナ紛争及びそれに反対するヨーロッパでのデモ、と恐怖で何度も参加を見合わせようかと思いましたが、無事に行って帰ってこれました。
日本でトマティスメソッドが導入されたのは30年前の1993年。導入された方がフランス語通訳の方でしたので、当時は「語学の救世主」と言う触れ込みで、実に多くの方々の語学学習に役立ったのだそうです。
私がトレーニングを受けたのは1995年。音楽にもストレスケアにも効くメソッドがあるよ、と音楽仲間が話していたことがきっかけでした。
トマティスの聴覚トレーニングは私のストレスには実に見事に効果があり、次の年にかけて追加のトレーニングを受講し、プロ養成講座を受け、今のプラクティショナーレベル4までたどり着いたのが1998年。当時あったトマティスジャパン社でバイトさせてもらい始めたところ、妊娠出産で7年ほど離れることになりました。
子どもが小学校に入り、また仕事を始めようとした時にはNPOトマティスが出来上がっていて、心理をやるならこちらが良いでしょう、と言われてNPOで研鑽を積み、途中でみみいくトマティス聴覚トレーニングを立ち上げました。バイト時代は除いてトマティスの実践者として16年になります。
途中で臨床心理大学院に入り直し、最新の知識を学び直し、トマティスメソッドの有効性について修士論文を書き、心理と発達と神経系の知識でトマティスメソッドを見直している私に、今回のコンベンションは大きな学びでした。
ゆるゆると良かった発表の要約など書いていきたいと思います。