「WISCの検査結果で「ギフテッド」「高IQ」「天才」と言われても、うちの子できないことも多いし不器用だし、本当かな?って思っちゃうんです」と保護者の方から聞かされることは度々あります。

天才には不器用な子も多いし、同年齢集団の大勢と足並みを揃えることが苦手な子も多いです。
「飛び級があったらよかったのにねえ」と保護者の方と一緒に嘆くこともあります。特に数学が一番はっきりします。だって繰り上がり繰り下がりも九九もできているのに小一だからと「おはじきを数えてみよう何個あるかな?」ってところに何週間も付き合わされるのは苦痛です。

株式会社リタリコさんが2024夏にギフテッド調査に乗り出してくれたので、ビッグデータが取れて国の方でギフテッドに対する教育方針をあらためてくれるかもしれませんが、今目の前にいるギフテッドの子をどうしたら良いのか、とお困りの保護者の方にまずお勧めしているのはこの本です。

「ギフテッドのつらさに気がついて」「ギフテッドと発達障害を分けて考えよう」など、マンガ(絵も可愛いです)と文章でとてもわかりやすく説明してくれています。ギフテッドのお子さん本人と一緒に読むのにも良い本です。

「マンガ&イラスト解説 ギフテッド応援ブック 生きづらさを「らしさ」に変える本」楢戸ひかる 小学館