9/10は来日していたオーストラリアのニコロフ先生から丸一日、トマティスの継続養成講座を受けて来ました。
やはり世界的に聴覚や感覚の過敏な人たちが増えている、と先生からお話がありました。であるので、その方に今まで以上にマッチした方法で、さらに深いところまでその方にお役に立つように、と、特に導入部分のプログラムを丁寧に優しく、過剰な刺激にならないように組む必要がある、とのこと。
すでにみみいくでは聴覚過敏のひどい方々には「最初は2,3分からでもいいですよ」とお伝えする形でトレーニングしていますが、世界でもそれがスタンダードになって来た、そんな感じです。
ニコロフ先生は臨床心理の先生ですので、心理学的な観点からのトマティスメソッドの説明。私には大変分かり易かったです。ワーキングメモリーへのトマティスメソッドのアプローチ、扁桃体のトマティスメソッドの捉え方、聴く力のどこがどう陰っていることでどんな影響が出てしまっているのか、etc.etc.
もちろんポージェス先生のポリヴェーガル理論もご存知で、トマティスメソッド的視点からのポリヴェーガル理論の解説もしてくださいました。
SRとERというのが新しいトレーニングの名前です。SRはセンサリーレギュレーション:感覚調節、ERは実行機能調節。
今トレーニング中の人たちから導入していこうと思います。