私の聴覚過敏(小さい頃)

・森、川辺、公園など自然の中で落ち着く。
・大勢の場所は楽しいけれど、途中で疲れることも多い。
・一人で静かに本を読むなどの時間がないと苦しく感じる。

小さい時はそうでもありませんでしたが、多分小学校から中学にかけての私はそれなりの聴覚過敏を抱えていたと思います。大人たちから「小さい話し声でも聴かれちゃう。耳がいいわね」と驚かれることも多かったなあと、書きながら思い出します。
自由教育の学校に4年から転校し(それでも週一くらいは学校休んでいましたが)、しかも通学路に井の頭公園の池と自然があったことは幸いだったと思います。都心の方のビルばかりの場所ではうまく育てなかったかもしれません。

中学生になったときには夕食後の家族の時間すらきついと感じるようになりました。家族の仲は普通に良いのですが、1日の終わりには私の耳がもう疲れてしまっていたのだと思います。テレビを見て、一緒に話したり笑ったりすることがしんどいと感じてしまった私は、角が立たないように回避する方法を思いつきます。

もともと眠りもたっぷり必要とする私なので、そこで寝てしまおうと。
そして早朝起きて宿題などはしようと。
夜8時には自室に行き、本を読んで就寝。
朝4時に目覚ましで起きて、お茶など飲みながら勉強(してたのかしら、記憶ではそういうことになってますが)。

目覚ましでは起きられず6時とか7時まで寝てしまう日もありましたし、鳴り続ける目覚ましに隣の部屋で寝ている母が起きてしまい怒られたりもしましたが、起きられれば、一人きりの静かな家の中。とても自由を感じたことを覚えています。
外の空気も静かで澄んでいます。
夏ならもう明るい空、冬にはまだ星がたくさん見える空。徐々に明るむ空と消えていく星。
登校する頃には、心身ともによく整って、気持ちよく通学できました。

今考えると、母がよくこの自由を心配せずに許してくれたな、と思います。
お子さんの凸凹に今関わっている全てのママたちパパたち関係者の皆さん。
彼らに替わって私から「今の自分を受け入れてくれてどうもありがとう」