年度終わりの落ち着かなさについて

ここのところ新規のお問い合わせが増えています。

年度終わりが近づくことで、落ち着かなさが上がってしまっている子。原因は一人一人違います。
卒業、進級、進学が近いことで、今の環境から出て行かなくてはいけないことで落ち着かない子。幼稚園、小学校、中学校くらいまでの先生たちは、わりと年度替わりで学年が上がることについて強く言う時があります。「もう小学生になるんだから」「もう幼稚園生じゃないんだから」「もう一番小さい学年ではないんだから」「もう高学年なんだから」「もう最高学年なんだから」etc.etc.
私が子育てしていた時、小学校1年生の三学期に担任の先生が「春から一年生が入って来ます。もうあなたたちはお兄さんお姉さんですから、しっかりしなくてはいけません」とまあそんな感じでほぼ毎日言ってました。「そんなものかなあ」と飲み込んで行ける子はいいのですが、「そんなのやだ」と思う子もいれば「がんばらなくちゃいけないんだ」と不安が高くなる子もいますよね。

新しい環境への不安が高くなっている子たちもいます。進学、クラス替え、担任の交代など、やはり馴染むまで時間がかかることもあります。5月後半まではかかる可能性があるなあと思います。特に新学期の最初は毎日イレギュラーなイベントが続き、安定しないことも多いですね。
担任の交代、特別支援の先生たちも移転になることがあります。しかも、公立校では先生たちの移転は4/1まで口にだしてはいけないルールがあります。これを守ると、子どもたちとちゃんとお別れができなくなりますので、ルール改正を求めたいところです。

まだ寒いので大人はわりと気がつかないのですが、ずいぶん日照時間が伸びました。子どもの身体はまだ自然が強いので、植物の様に陽気から春のエネルギーを受け取って、走り出したい気分が高まる子も、じっとしていられなさが上がる子もいます。四季の変化、気圧の変化、気候の変化、温度の変化などに大きく影響を受ける子たちは、観察日記をつけているとパターンが読めますので、落ち着かなさやイライラの高い日をカレンダーにチェックするようにしてみるのも良いと思います。
ウチの息子は鼻炎持ちで天気予報ができるくらいです。彼の鼻の調子が悪くなって来た時に天気図を見ると大抵大きな雲か低気圧が近づきつつある。敏感なものだなあと思います。

子どもの落ち着かなさが高まると、親もイライラしたりビクビクしたりヘトヘトになったりしていることがほとんどです。
ママたち、お疲れ様。まずは一人でちょっと美味しいお茶など飲んで、一服してくださいね。