私の息子は大変自立心の強い子供でしたので、「ぼくがやる」「できる」「まって」と、靴を履くのに15分とかよくかかっていました、まあイヤイヤ期あるあるです。
時間に余裕がある時は付き合っていました。
幸い私は彼のアトピーがひどかったために仕事をほとんどしておらず、時間には余裕があったのです。
ところで私の子育ての頃はまだスマホがなくて、付き合うと言ったら「画面を見て待つ」ではなく、彼のやるのをずっと見てた感じでした。
でも、これは彼の気持ちをものすごく満足させて安定させたのではないかな、と今書きながら感じました。
待ち時間、私たちはスマホでメールチェックしたりすることが当たり前になっちゃってます。「終わったら教えてね」という待ち方は、もう失礼と感じない人の方が多いかもしれません、大人同士なら。
でも、子供、特にまだ小さな子供たちは、待たせている時間って、見てて欲しい時間なんですよね。または邪魔せず応援していて欲しい時間。
彼らのチャレンジには難しくて諦めそうになることも多々あります。
「もう無理だ」って思って振り返ると、または見上げると、親がいて、自分が何をしていたか見ててくれている。
それって強力なパワーです。
頑張る自分と応援してくれる親。
できた喜びに全身が満たされる瞬間の自分とそれを喜んでくれる親。
ここには気持ちの共有があり、大きな安心感と満足感があります。
大きくなっても「見てて欲しい」欲しい気持ちがとても強い子たちって、ひょっとしてこの時期にそれが足りなくて、そこが満たされていないのかも、と思いました。(もし今大きいお子さんの親でそこが気になっているのだったら、今からでも埋めてあげましょう。)
いつもじゃなくて結構。
でもちょっと時間と気持ちに余裕のある時は、本人をしっかり見ながら応援(口出しではなくね)してみませんか?