ここ数年「高偏差値の学校に入ったけれどついていけなくて困っている」と言うご相談が増えました。
加熱する小学受験、中学受験。受験は乗り越えたけれど燃え尽きてしまった子供たち。宿題を全部こなせない自分に絶望している子たち。生き生きとした自分を見失った子たち。お会いして、本当に心の痛む状態の子が多いです。

「時間がないんです」「やらなくちゃいけないんです」「間に合わないんです」「置いていかれちゃうんです」と泣きながら言う子たちには、親たちが「好きにしていいのよ」「無理しなくていいのよ」と言ってもなかなか届きません。だって、子供たちはそんな世界しか知らないのですから。

ドクターストップをかけるような気持ちで、リングにタオルを投げるような気持ちで、私は彼らの壊れてしまったブレーキの代わりになります。
骨折してるのに痛み止めを飲んで痛くなくなったからと100m走に出ようとしてるようなものだ、と説明することもあります。
深いリラックスは最高のパフォーマンスの基礎です。へとへとな心身の状態に鞭打っても良い集中などできるはずがありません。

そんな子たちのために聴覚トレーニングのお誘いというチラシを用意してあります。

保護者がお読みになって納得なさったら、ぜひお子さんにも読んでもらってください。