女の子にとって生理が始まる時は、体だけではなく心にとっても、とても大きな変化の時期になります。
自分の身体に自分がコントロールできないことが起こり始める。
しかもそれは自分の身体が「繁殖可能=赤ちゃんを産める」ようになったことである。
生理があると一括りにはできません、女の子たちの心は一人一人成長も受け入れも違います。
このことが「キョトン」と言う事前知識のない子もいるでしょうし、「そんなのヤダ、面倒だし、こんなのいらない」と言う否定的な子もいるでしょうし、「だったら男の子と付き合ったりしてもいいってことだよね」と言う大変前向きに捉える子もいるでしょう。それは今も昔も同じこと。
最近の少女マンガ雑誌の過激さが話題にもなっています。
それが悪いとは言いません、好奇心は抑えられるものではないですからね。
すでにかなりの知識のある子もいれば全く知らない子もいるのだと抑えておくことは、子どもに関わる子たちには必要です。自分の関わるこの女の子はどれくらい知識があるのか、直接質問するのではなく、推測しておくことは大事でしょう。
無料で読めるもっと大きい子向けのマンガもたくさん転がっている時代、ネット上でもLINEでも女の子たちには変な大人からのお誘いがいくらでも集まっちゃう時代です。まだ知ってるわけないじゃん、と甘く思わないことも大事ですし、ネットリテラシー(自分の写真は絶対に渡さないとか)も時々しっかり確認を。
このブログの写真に載せた「正しく疑う」は、大人でも曖昧だったネット関係他の知識を、漫画と読みやすい文章でサラサラと学ばせてくれる良い本です。先に読んで、子どもにおすすめするのも良いと思います。
早い子だと3年生くらいで生理が来て、でも周囲の子たちに全然知識がなくて悩みや愚痴を話せないこともあります。
初めての生理がきたら、スクールカウンセラーの先生や養護の先生に気持ちの変化について相談する、と決めておくのも良いと思います。
学校では、ナプキンをこっそり隠してトイレに行くのも大変です。小学校の女子トイレにこそ無料のナプキンを置いたら良いですね。「命の授業」は小四での実施になっていますが、実態に合わせてもっと早くしたらいいのにと思います。
女の子たち。
心の成長も相当加速しているように思います。
今の小学校高学年の女の子たちは昔の女子高生みたいな感じです、話していると。
母たちは、年齢相応の子供扱いをしがちですが、「なんかこれ、反抗期?」と娘さんに感じたら、実年齢より少し大人扱いをすること、女の先輩と後輩関係に移行する時期、と肝に銘じておいてください。
早め早めの関係性調整が、お互いのストレスを減らし、良い関係でいられるツボです。
シングルパパで女の子を育てている方。
小学校に入ったら、娘さんの女の先輩になってくれる人を見つけておいてください。
パパに姉妹がいたら、そんなふうにお願いしてみてもいいでしょう。
世代よりオープンマインドな価値観をお母様が持っていらっしゃるなら、「女の先輩として話してあげてほしい」とお願いしましょう。
女の子たちが孤独から危険な方に向かわないように、女の群れの先輩、血縁の女性の先輩と繋いであげてほしい、と私は思うのです。