8/12から8/19まで8日間のサマースクール、毎日10時から5時までカリフォルニアから来てくれたベス先生による「子ども心理療法」の講義でした。
ベス・リンバーグ先生は子どものセラピーを長年なさっている先生で、その包容力と温かい笑顔には私達大人でもメロメロになってしまう雰囲気の、笑顔がステキな方でした。お仕事で子どもと接しているからか、ご自身の今子育て中だからか、大変パワフル。今日が最終日ですが、授業中の先生はほぼ立ちっぱなしです。生徒たちは座りっぱなしでお尻が痛くなっていますが、先生が8日間座らずにいて大丈夫と言うのは驚きです。
子どもに焦点を合わせるとはどう言う事か、子どもの正しい発達の姿とそれが阻害されるとどうなってしまうのか、どこに焦点を当てれば良いのか、スクールカウンセラーは何をする仕事なのか、日米でどう違うのか、自分の側の思い込みが正しく子どもを理解する事の邪魔になっていないか、エビデンスベースと(研究結果から効果があると実証される事)とはどう言う事か、どんなエビデンスベースとの手法があるか、まだエビデンスが取れていないとしても正しく効果的な方法を選んでいるか、文化差と価値観とマイノリティーについて、いじめとは何か、いじめはなぜ起きるか、いじめと発達の段階で当然起こるいざこざとは何が違うか、いじめられることは子どもにどんな影響があるか、いじめをどう扱うべきか、問題行動をどう扱うべきか、その子の正しい発達の為に何が必要か、子どもの不安、子どもの鬱、子どものトラウマ、いくつもの介入テクニック。
授業を聴きながら、今までトマティストレーニングを受けた色々な子の顔が浮びます。
その子の為にもっとできる事は無いのか、今からでもできる事は無いのか。
大学院は本当に学びの場所です。知識と情報に吸い込まれ、日々の仕事に直接還元されて行きます。