聴覚過敏がとても強くて、常に聞こえてくる音すべてに反応してしまい、学校もうるさい授業には参加できず、疲れ果てて泣きながら帰ってくることもあるZくん。

ただいま聴覚ケアトレーニング始めて3ヶ月、2セット目の音楽トレーニングに入ったところですが、ママからご報告が。

「1セット目のトレーニングのとき、トレーニングは学校の宿題をやりながらすることが多かったんです。1セット目が終わって、定着期間中に音楽なしで宿題に取り組ませると、集中が続かない、なかなか進まない、すぐ違うことを始めてしまう、そんな感じで毎日『ちゃんとやりなさーい』って言ってたんです。先週から2セット目のトレーニングに入って、またトレーニングの音楽聴きながら宿題をさせてみたところ、ものすごく静かになって、違うことやってるんじゃないの? とのぞいたら、ものすごくいい集中をしながら問題解いてて、しかも捗るんですよ、あっという間に終わらせてました!!  トマティスの音楽、すごいです!!」

よかったですね、と話しながら、Zくんの聴覚過敏は「周りの全ての音を拾ってしまって全てに反応してしまっている」タイプの聴覚過敏なんだろうなと推測しました。
だからヘッドホンをつけて音楽だけになっていることで、まず気の散り方がグッと減って落ち着けるのだと思います。
さらにトマティスの音楽は気導ヘッドホンと骨導ヘッドホンのバランスを変えながら、彼の場合緊張しすぎている聴覚神経を緩める方向に作用するので、好きなもので遊んでいる時くらいにリラックスしながら宿題を解けるのではないか、そんな風に感じました。

一人一人、反応は大きく違います。
また少し今まで来ていたクライアントの方々の話を書こうと思います。

写真は去年リフォームされた麻布センターの入り口。
ずいぶん雰囲気が変わって久々だと迷われる方もいらっしゃるので。