認定NPOフリースペースたまり場理事長西野博之さんが、何人ものケースの「親から見た事実」と「子どもから見た事実」を漫画でわかりやすく並列して、それにどんなふうに考えればいいかとかどんなことが起きているかとか解説してくれるとても良い本です。
1986年から学校に行かない子どもたちの居場所づくりを続けている西野さんは、私の一つ年上の方。
今の日本が不登校の子たちを少しずつ受け入れ始めていることの基盤は、彼や彼と同じように始めた方々の継続的な力です。
困った状況をどう考えればいいのか優しく軽く教えてくれて、親をしかったり子供を責めたりしないとつても素晴らしい本ですので、不登校が今キーワードのご家庭にぜひ一冊、と思います。
「マンガでわかる! 学校に行かないこどもが見ている世界」西野博之 KADOKAWA