不登校児童への支援を考える上で、時々出てくるのが「教育法」。
法律でできないこともある、ということをあちこちでお聞きしますが、現状にそぐわない法律は、考えて変えていく必要があるでしょう。

今季の「季刊教育法」、非常に素晴らしい特集が組まれていますので、読み応えがあります。
「不登校の子どもたちへの偏見を無くしていくために」
「教育機会確保法における不登校支援」
「「学びの多様化学校」へどう転換すべきか」
「スクールソーシャルワーカーの不登校に関する取り組み」
「不登校の子どもを持つ保護者への支援」etc.etc.

調査結果なども掲載されていますので、支援する側の方もされる側の方も参考になると思います。

不登校に関しては子どもも保護者も学校ももっと声をあげていって良いと私は考えていますし、学校以外の小さな居場所に対して国や自治体がもっと補助を出して増やすべきでしょう。
保育園のように、信頼できる人のいる居場所にある程度の金額で任せられるシステムがなければ、親たちだって仕事に戻れません。
私ももっと声をあげていく必要がある、と感じさせられた一冊でした。

 

「季刊 教育法   特集 不登校支援と教育機会の確保」 2024summerNo.221 エイデル研究所