年度末には、保育園、幼稚園、療育園、学校や会社関係のこの一年間を振り返りましょう。
色々な人にお会いしたと思います。
素敵な人もいたと思いますし、「なんでこんな言い方するのかな」とこちらが傷つくような対応をする人もいたことでしょう。
子どもたちは一年分成長しました。背が伸びるのと同じように、体が大きくなるのと同じように、その子は一年前のその子ではなく、一年分の経験を増やして成長したその子です。
大人も同じです。日本の社会は20歳くらいで大人になったらもう成長はそんなにしないことにされていますが、心も理解も関係性も、多分亡くなる直前までどんどん成長します。
節目の時間に振り返ることは、成長を確かめることになります。
山登りしていて、途中の見晴らしのいいところで下を眺め「こんなに高いところまで来たんだ」という気持ちになることと似ているかも知れません。だから人は山に登るのかな。
嫌な思いをずっと抱えた一年だった人。お疲れ様でした、大変な年になってしまいましたね。あちこちで吐き出して(愚痴っぽいと言われるのが嫌だったり、周囲に聴かせるには大きすぎるとお思いなら、心理のプロを頼ってください、守秘義務もあります)、少しさっぱりした気持ちで新しい年度を迎えましょう。気持ちの大掃除、煤払いを。
あたりの年だった、すごく良い年だった、成長した、新しい出会いに感謝している、そんな一年だった人。よかったですね。子どもも大人も良い出会いがあった年は大きく成長するものです。この一年の成長をぜひ言葉にしたり文字にしたりして味わい、来年度もいい年であるようにと祈りましょうね。
皆さんに次の年度が良い年でありますように、と私も祈ります。